最近世間で騒がれているカルロス・ゴーン被告ですが
彼の父親であるジョルジ・ゴーン氏が生前死刑判決を受けていました。
今回はその内容について調べたのでお伝えします。
カルロス・ゴーンの父親は死刑判決を受けていた

1960年4月17日。レバノンの村の路上で銃殺された死体が発見された。
被害者は、ボリス・ムスアド神父。
3日後に5人組の犯人グループが逮捕された。その一人が、当時37歳だったジョージ・ゴーン。ダイヤモンド、金、外貨、麻薬の密輸業者であり、ジョージは検察官の取り調べに対し、「ただの脅しのつもりが最悪の結果になってしまった」と供述している。
ジョージは事件の20年前にナイジェリアの首都ラゴスでボリス神父と出会っていた。ボリスはレバノンの山岳地帯で羊飼いから神父になった人物。
その神父にジョージは密輸を依頼するようになる。
儲けたカネを分け合う関係だったが、「神父の欲深さに腹を立て、仲間をけしかけて脅していたら、神父を殺害してしまった」と、ジョージは供述している。引用:Forbes
事件当時、息子のカルロス・ゴーン氏は6歳。
父親は殺人で逮捕されましたが、父親は刑務所内でも犯罪を犯していました。
刑務所内でも行われた犯罪行為

バアバダー刑務所に送還されたジョルジは、看守たちに賄賂を配り刑務所のドンとなりました。
昼間は刑務所外で過ごし、夜は刑務所に戻る形で、近くに開いた賭博所で看守や囚人たちをもてなしていたそう。
1960年の8月4日、仲間11名が逃亡を計画。ジョージは逃亡に加わらなかったが、脱獄に失敗して逮捕された仲間が衝撃的な供述を行う。
それは、ジョージがバアバダーの地方検事、予審判事、刑事裁判所長の殺害計画をもちかけていたというのだ。これによって、ジョージ・ゴスンは1961年1月9日に死刑判決を言い渡された。

つまりは仲間に売られたって事かな?
死刑判決から逆転!!!
しかし、ジョージは模範囚となり、その後15年の禁固刑に減刑された。出所したのが、1970年。ところが、話はこれで終わらない。刑務所から出所した4か月後にまた逮捕された。3万4000ドルもの偽札を所持していたのだ。取り調べの結果、100万ドルの偽札をすでに販売していたため、再度15年間の禁固刑に処される。
3年後、刑務所内で自殺未遂事件を起こしたが、チャンスが到来する。1975年初頭、レバノン内戦の混乱に乗じてベイルート脱出に成功したのだ。ジョージはブラジルのリオデジャネイロに逃げて、ブラジルでビジネスに成功。2006年に死亡した。

殺人・殺人計画・賭博・偽札・脱獄すべてやりつくしてる感がある。。
脱出っていうか、親子で国外逃亡してるんですね。
暴露されたのは殺された神父の恋人からだった

なぜ今回このような事件が明らかになったかというと、
ジョルジ・ゴーン氏が殺人を犯した相手の神父がレバノンの有名な歌姫「サバハ」だったからです。
サバハはレバノンでもすごく有名で日本でいう美空ひばりさんのような存在なんだとか。
そんなサバハが生前に自叙伝を書いてそのことに触れていたのです。

これだけ大々的に葬儀を行われているのは国でとても愛されていた有名な方だからですよね。
今回はカルロス・ゴーン被告の父親について調べてみました。
驚くべきことや国外逃亡するところは親子似ていましたね。。。